ゴルフと体力

歩行とスイングを中心としたスポーツである。それともう一つは『考えている』
1.歩行・・・・・・・有酸素運動
           エネルギーの消費量からすると普通の歩行(4Km/時)とほぼ同じである。
     
2.スイング・・・・無酸素運動
           全身の筋肉を使うが、求められる筋力のレベルは低い。

3.考えている・・知的作業能力
           経験、練習によって学習する。
      

 スポーツに求められる技能(パフォーマンスは)は、体力と密接な関係にあり、体力が高まると身につきやすくなる。そのため、技術や戦術の練習と平行して体力を高めるトレーニングを行う必要があります。

 体力を高めるトレーニングは、年齢、性別で違ってきます。
男性20〜26歳で男性ホルモンのピークとなりこの時期が最も筋力トレーニングの効果は大きくります。その後、次第に男性ホルモンの分泌が衰えるにつれて筋力トレーニングの効果も小さくなりますが、効果そのものはかなり持続します。しかし、トレーニングを怠ると衰えは脚から始まります。

 運動にかかわる身体の機能は、早いもので10代後半、遅いもので20代後半で老化が始まります。そして、60才で瞬発力や柔軟性はピーク時の50%あたりまで、敏捷性は60〜80%あたりまで衰えてきます。しかし、これらの衰えも適度な運動(トレーニング)を続けることにより小さく抑えることが出来ます。運動(トレーニング)が10才近く老化を遅らせるのです。また、運動(トレーニング)は、重度の疾病にかかる高齢者の2/3程度まで減らすことも出来るのです。

女性は男性に比べて筋力が弱いと考えられていますが、それは、体力水準の低さを指しているケースが多いと思われます。筋肉の質には、男女差はないですが筋肉量の違いによることが筋力が弱いとされています。また、女性ホルモンは、骨格筋を作りにくいのです。
そのため、女性の筋力は、男性の55%〜65%しかなくクラブを力強く振る能力には男性ほど恵まれていません。しかし、女性でもトレーニングをすると男性の平均あたりまでは、筋力は増強することは明らかとされており大いに期待がもてます。

 子供の成長については、運動に関係する機能で最も早く発育するのは、脳や脊髄などの神経系で6才で成人の90%、12才でほぼ100%完成すると言われています。神経系の運動を児童期4才〜10才にしたかによって運動神経がかかわってきます。筋肉や呼吸循環器系の発育は、神経系と比べて遅く身長や体重とほぼ同じように中学・高校期に急速な発育を遂げます。
そのため、筋力や持久力を高めるためのトレーニングは、中学・高校にかけて有効となり、たとえこれ以前の時期にハードなトレーニングをやらせたとしても、やる側に準備が出来ていないために効果は現れてきません。そればかりか、骨の発育が十分でないため障害を起こしやすいのです。

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